システム構成
上位機器を三菱Q(QJ71C24N)とし、RS-232CでRFIDコントローラ(V680-CA5D01)を接続します。最終目標はIDタグからの読込/書込が出来るようにします。
以下三菱Q→PLC、シリアルユニット→QJ71、RFIDコントローラ→V680と呼称します。
RS-232C コネクタ配線
GRはV680側かPLC側コネクタハウジングに付けます。
ちなみに こんなもの があるので持っていると試作開発には便利。
QJ71スイッチ設定
GX-works2でのQJ71のスイッチ設定を行います。スイッチ設定以外はデフォルトでOK。
V680側の初期設定(SW3/4が全OFF)に合わせています。
通信プロトコル支援機能を使う
アプリ立ち上げ
GX-works2 のツール→通信プロトコル支援機能→シリアルコミュニケーションユニットを開き、アプリを立ち上げます。そして、ファイル→新規作成。下記の状態になります。
プロトコルの追加
左端の「追加」をクリック。支援機能にはV680のプロトコルライブラリが標準装備されています。
種別:通信プロトコルライブラリ、メーカ:オムロン、型式:V680、プロトコル名:TStestcommand(1:1)を選択。一旦テストコマンド(TS)で通信出来るか試してみます。
パケット設定はそれぞれ以下のように設定しました。D8000~D8131に送信データを入れ、D8200~D8331にデータが返ってくる設定です。デバイスは任意に変えてください。
通信用命令を使用し、V680に送信する
プログラミング
上記で設定したプロトコルをラダー上で命令出来るようプログラムを作ります。下記を参考にしてください。QJ71Cの先頭入出力はXY350としています。
G.CPRTCL 命令で、プロトコルを実行します。
D8000~D8131には通信プロトコル支援機能で設定した送信する変数データを入れます。今回はデータ長4(文字)の”TEST”というデータを送信したいので、
[mov K4 D8000]
[$mov “TEST” D8001]
D8140~D8157にはG.CPRTCL 命令のコントロールデータが入るので、
[mov k1 D8142]
としました。
テスト実行
M0をONして、レスポンスが返ってくるか確認します。GX-wprks2でオンラインにつなげてM0をONします。うまく通信できていれば瞬時にM0がOFFします。D8200~をデバイスモニタで見てみましょう。
D8200にデータ長とD8201~に”TEST”というメッセージが返ってきました。
次回の記事はこちらから↓↓↓
コメント
[…] […]